30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

目的志向型のトレーニング

push ups
push ups / sun dazed

目標がないと道に迷う

今チャレンジしている課題があるでしょうか?それとも、適当にいろいろな課題をやってますか?そして、一回やって無理そうだったら、次々と他の課題にトライしてますか?運よく完登できたら「やったー!ラッキー!」みたいな感じになっていませんか?

もしかしたら、自分のレベルのグレード課題で、ジムを一回りしていますか?

私自身は、自分のグレードでジムを一回りという方法でやっていました。。。ジムの、自分のグレード課題を、1課題当たり数回やって、次、数回やって、次、のような感じです。

確かに、このやり方は飽きずにできて、楽しいですよね。ですが、登った課題が多すぎて、後で振り返ったときに、いまいち何がどう苦手なのかを分析しにくいです。また、1つの課題に挑戦する回数が少なすぎて、必要な筋肉が鍛えられる前に次の課題にいってしまうというデメリットがあります。

結果は、上達の進歩が遅くなりますし、今後どのようなトレーニングをすべきなのかも、わからずじまいです。

目標をきめる

まず、道に迷わないためにも、チャレンジする課題の数を絞ってください。そして、その課題を必ず落とすことを、目標にしてください。

やるべきことが決まる

目標が決まれば、対象の課題を登る回数も増えます。一定の課題に執念をもって登ることで、どの箇所で落とされるのか、どのムーブができないのか、それとも、スタミナ不足で途中で力尽きて落ちてしまうのか、バランスがとれないのか、など、色々な欠点が見えてきます。

欠点が見えてきたら、反復練習することができるようになります。手っ取り早いのが、できないムーブがあれば、バラして登れるように反復練習します。

対象のムーブ箇所まで、優しいホールドを使って登っていきます。まずは、疲れていないフレッシュな状態でできるようになるのです。バラして登れるようになったら、だんだんと登る距離を長くしていきます。最終的に、全部を繋げて登れるようになります。

このように、道に迷うことなく、やるべきことが決まるのです。

余計なことはしない

目標となる課題が決まれば、できない部分をできるようにするトレーニングをするだけです。

必要もないのに、不要な筋トレはしないほうがいいです。その筋トレは、もっと上達したときに役に立つかもしれませんが、今は必要ないのでしないほうがいいです。

その分、今やるべきことをやるべきです。もっともっと、その課題をバラした部分の反復練習をするべきなのです。

また、他のトレーニングした場合は、もちろんそれによって、筋肉が疲労しますかあ、回復が必要となります。回復にはエネルギーや栄養が必要となります。今、本当に成長が必要な部分に必要なエネルギーや栄養分が少なくなってしまいます。

必要なことを必要なときにやりましょう。

回復が遅れるし、けがのリスクも高まる

上記で書きましたが、回復が遅れますし、余計なことをして、ケガをするリスクも高まります。今の課題に必要なトレーニングして、ケガしました、というのは本末転倒です。

その補助的トレーニングが必要になるときまでは、行わない

先読みして、もっとうまくなった時に必要な筋力を手にしておきたいという欲求はわかりますが、それは我慢してください。

プロクライマーは目標を明確に定めて、トレーニングする

プロクライマーは、よく外壁のルートをプロジェクトとして、その目標に対して、年単位のトレーニングを行っています。

彼らも、目標をもってトレーニングしているのです。ただがむしゃらに、いろんな壁を登っているわけではないです。やるべきことを分析し、やっているのです。

目標の課題に対して執着が高まるし、それが上達へつながる

ある一つのルートを目標とすると、絶対登ってやるという気持ちになりますし、しつこいほどの執着を持つとトレーニングにも身が入ります。

目的を明確にして、クライミングをすると今のプラトー、乗り越えられるかもしれません。