筋トレで食欲を落とさない方法
Beauty & Beast / Jan Tik
理論通りやると食欲が落ちる
筋トレの理論があります。例えば、筋肥大のためには、10RMでオールアウトまで行い、それを3セット程。そして、セット間のインターバルは何秒で行うと。
これを忠実に守ってやるのは良いことなのですが、私の場合は、その理論に従ってトレーニングすることはできるのですが、その後の食事に影響が出てくるのです。
食欲が落ちてしまって、結果的に必要な栄養素が取れず、筋肉が増えずに、逆に痩せてしまうというようなことが起こっていました。
加えて、オーバーワークのようになり、日常生活にも支障が出るほどに、体がだるく重くなるのです。
ですので、現在では、そのようなトレーニングはやめています。
オールアウトが悪いのか
なぜ食欲が落ちるぐらい、気持ち悪くなってしまうのでしょうか。1セットの回数が、自分の限界まで行うオールアウトだから悪いのか。いろいろ考えました。
オールアウトすることによって、自分の限界を出し、それを3セットも行うのですから、気分も悪くなる。そういうことなのかと思いました。
しかし、最近は、筋トレを、1つのクライミングルート課題のような位置づけで取り組んでおり、とにかく目標回数をこなすことを目指して、回数を重ねるようなやり方を行っています。
このやり方でやったときに、もちろん、自分の限界をプッシュするようなオールアウトまで行いますが、食欲が落ちるようなことはなくなりました。
それはなぜでしょうか。
インターバルが短いのが原因
このやり方では、ただただ目標回数がこなせることがゴールですから、今日はこれだけのセット数をしなければならない。セット間のインターバルはこの秒数でなければならない。このようなこのは、気にせず、ただ単純に目標達成のために行います。
例えば、懸垂10回をゴールと設定します。今日、1回目やったら、7回できました。2回目は、5回でした。今日はもうゴール狙えなさそうなので、やめます。
次回、1回目、9回できました。2回目、7回。調子いいので、もう一回やって、3回目、4回。今日はもう無理なのでやめます。
その次の回。1回目、10回できました。目標達成です。ゴールしたので、もう懸垂はする必要はありません。今日は終わりです。
次回以降はまた新たな目標を設定して行います。
このような流れで、トレーニングを行うと、(実際トレーニングという呼び方はおかしいのかもしれません。特に筋力を高めようとして、懸垂をしているわけではなく、あくまで、ゴールを達成するように努力しているだけなので。)、インターバルや、セット回数が、これでなければならない、というような制約がありません。
ですから、インターバルも疲れに応じて、適当に十分にとったり、セット数も、1セットで終わったり、3セット以上行ったりと、その日の様子によって、変わってきます。
このような目標達成型トレーニング後には、特に食欲が落ちることがないことに気づいたのです。
特に、重要なのは、インターバル時間の長さであることが、経験則としていうことができます。やはり、理論通りやる、オールアウトしてから、十分疲労が取れないうちに次のセットに移るような、インターバルの短さは、体に負担をかけているのだと思います。
しっかりインターバルをとって、自分のペースで、セットを進めると食欲がおちないのですから、やはり、インターバルの長さが原因なのだと気づいたのです。
食欲落として不健康になるぐらいだったら
理論によると、それでは、筋肥大は起きないとか、筋力アップはできない、とか言われそうですが、食欲が落ちるようなトレーニングは、健康的であるはずはありませんね。
結果的に、不健康で、栄養素も足りなくなり筋量も低下するようなトレーニングだったら、インターバルを自分のペースで設定して、のんびり行うようにした方がましです。
筋力は向上するので問題ない
私の経験則では、インターバルを自分のペースで適当にとっても、ちゃんと筋力はアップするので問題ないと思います。