クライミングした後に眠れない人に
クライミングはスリルのあるスポーツ
高所で結構むちゃな恰好をとらされることありますよね。そこから、フットホールドからはずれたり、悪いホールドを持ちながら移動していくムーブなど。
落ちるとか、滑るとか、ひやひやしながら登るシーンも多いですよね。
クライミングは、動物的に恐怖を感じる、高い場所で難しい動きをさせるスポーツです。ですので、私たちは、自然とアドレナリンが放出され、テンションが高まっているのです。
高いところ、長く登っていると慣れた気がして全然気にならないような気がしますが、それは、少しハイになった状態なのかもしれません。
仕事後の遅い時間にやることが多い
また、仕事をやっている方がほとんどだと思いますが、登るのは仕事後になると思います。残業が本当になくて、例えば、6時ごろからジムで登り始められるひとでも、例えば、2時間いるとします。そうすると9時になり、帰宅するときには、あとは夕食食べて、お風呂入って寝る、みたいな流れになってしまう方が多いのかと思います。
クライミング後は緊張している
クライミングは、ハイにさせるスポーツであり、夕方の遅い時間に行うことが多いと考えられるスポーツだと考えます。
この緊張状態で、夜眠れない症状にあう人は少なからずいるのではないかと、推測します。私は、たまにこのような状態になっていました。
私は、前の職場では、7時ごろにジム入りでき、トレーニングして、10時ぐらいにジムを出て、家に着くのが11時とか、たまに12時とかになることがありました。
夕食は、ジム前に軽く取って、終わりにするか、おなかがすいたらジム後にも、軽食をとるようなことをしていました。
そうなると、家に帰るとあとは、風呂入って寝るだけですね。しかし、風呂入ってから、寝るのが、なかなか寝付けないことが多かったのです。
緊張をほぐす必要がある
精神的にはハイになった状態ですし、今日やった課題のことを思い出しながら、あそこはああやったら良いかも、とか、今度はこういう登り方をしてみようか、などいろいろ考えを巡らしていると、テンションが上がってきて寝付きようにも寝付けません。
また、体も、強度の高い筋トレをしたような状態ですから、体がガチガチに固まっている状態で、肩も背中も、張った状態になっています。
そのような状態で、すぐに寝ろとは、なかなか難しいことなんだと思います。
やはり、この緊張を、いろいろな側面でほぐしてあげる必要があるのだと思います。
有酸素運動をする
つまり、アクティブレストです。有酸素運動のような軽度の運動を行って、血流を促進して、また、適度にリズム運動を行うことによって、肉体的にも精神的にもリラックス効果を得られます。
血流が促進することによって、疲労物質が流され、体が楽になります。また、有酸素運動はだいたいリズム運動になりますから、そのリズムによって、体がリラックス状態にはいるのです。
ですので、スロージョギング、ジョギング、水泳、ウォーキング、エアロバイクなどの有酸素運動はおすすめです。
水風呂に入る
また、水風呂に入ることもおすすめです。
体温より低い温度の水に入ると、精神的なリラックス効果を得られるそうです。また、運動によって熱くなった体を覚ますことができますし、ケガや炎症などの症状を和らげることもできます。
背中の筋肉を緩める
寝苦しくなる理由として、背中、肩、首の筋肉が凝っていることが挙げられます。
この筋肉を緩めるには、アクティブレストをしたり、ストレッチを行ったりします。
背中を伸ばすストレッチはリラックス効果抜群ですが、普通に伸ばしてもなかなか伸びない部分です。
私は、バランスボールに仰向けにのり、背中の部分をボールの上に乗せて、両手を伸ばし、背中を反らすストレッチをしています。特に、クライミングや、背中の筋トレ後は気持ちがいいです。その姿勢で脱力して、しばらくすると背中がリラックスしてくる感じがします。