30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

ストレス発散の登り方

Relaxing
Relaxing / Björn Söderqvist

ジムで登っててこんなことはないでしょうか。

「ストレスが溜まる!」

ライミングを初めて、慣れてくるとこういう思いを抱くようになります。慣れてくると、最初の頃のようにどんどん登れて、グレードがすぐに上がるようなことがなくなるからです。

また、レッドポイント狙いで何回も登っても、なかなか完登できない課題がでてきます。ときには何か月もかけてトライすることもあります。

しかも、何か月かけてものぼれないこともあります。

イライラしますよね。ストレス発散できていたのに、最近は逆にたまる一方。ジムトレの後は、なんかスッキリしない。

「あの課題、また登れなかったな」「前回よりも進歩しなかったな」「周りにはうまい人いるのに焦る」

さまざまなストレスが襲ってきます。

力を限界まで解放しよう

慣れてくると、色々なことに新鮮な気持ちでいられなくなります。

また、ケガを過度に恐れたり、次の日のことを考えて力をセーブしたり。ジムで何時間も長く登りたいから、一本一本の力をセーブして登ろうとか。

また、課題に対する恐れから、どうせ力尽きて落ちるだろう、とか考えて、最後まで力を出し切らず、あきらめて落ちてしまうことありますよね。

そこで、そのセーブを外しましょう。力を限界まで出しましょう。

ただ、はずしましょうといっても、なかなか外れるものではありません。セーブすることになれたり、ケガを恐れることがくせになっていたり、ずっと続けてきたものがありますので。

コツがいります。

限界を外すための、コツ

・怒りのエネルギーを使う

怒りのエネルギーとは、あんまりいい聞こえではないです。しかし、これは実際試してみて使える方法だと思いました。

ある日、職場で本当にむしゃくしゃすることがありました。人間関係ですね。ふつふつト沸くような怒りを抱えていました。

丁度その時、ジムに行きました。むしゃくしゃする気持ちを、登りに込めていました。無意識に。

悪いホールドを、怒りにまかせて、掴みました。怒りを解放するように、ホールドを引き付けました。

力が必要なムーブでは、「オラァ」「畜生」「xxxx」、色々と汚い言葉を吐きながら、こなしました。

職場での悪い出来事を、力でねじ伏せるような勢いで登りました。

・自分の体を壊すつもりで行う。

また、ケガを恐れず、むしろ自分の体を壊すつもりで登るようにしてみました。あんまり人聞きはよくないですね…

ホールドを掴んで、指が痛くても、「指壊れろやぁ!」みたいな勢いで登りました。

この2つを意識することによって、力を普段よりも出せることに気づきました。

普段は、自分の身体の状態に気持ちが集中しています。また、自分の脳みそが指令を出し、それにしたがって身体を動かしています。

それに対し、怒りをベースにして上る場合、完全に気持ちです。しかも、「怒り」の気持ちなので、自分をいたわったり、弱気になることがありません。

怒りを発散したいから、登る。怒りが、登るエネルギー。みたいな感覚です。

そうすると、登りが積極的になり、強気になれます。

ストレス発散は気持ちいい

上記の登り方をしていると、「怒りエネルギー」が「登るエネルギー」に変換され、発散し、消えていきます。

つまり、登るほどに、怒りが消え、最後にはスッキリとした気持ちになっているのです。。

実際、登った後は、前までの怒りは消え、心がスッとしています。あの心の中の邪悪なものが、薄くなっていることに気づきます。

これが実感できると、最高に気持ちがいいです。

現代社会は、ストレス社会です。怒り、発散していきましょう。

やっぱり、ケガが怖い!?

わかります。怖いですよね。

慢性的に指が痛かったり、痛むところがある場合、既に怪我している場合は、やめておいた方が良いと思います。そのケガが、治るまでしばらく休んで、やってみてください。

週何回もやっている人は、疲労が蓄積していますから、気を付けてください。例えば、週3回やっている場合、週2回は軽く、残りの1回はめいっぱい力を解放する登り方をする、など緩急をつけて、試してみてください。

力をめいっぱい出して登るのは、身体が元気だと思う時が良いと思います。