30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

うまい人はなぜ何回も難課題にトライできるのか

うまい人はなぜ何回も難課題にトライできるのか

うまい人、強い人、ジムに必ずと言っていいほどいますよね。

そんな彼らが、難課題にトライしています。見ていると、レッドポイント狙いで、何本も何本も挑戦しています。

そして、終いには、その課題を完登してしまうのです。

■その回復力はどこからくるのか

普通、何度も何度も挑戦すれば、体力は落ちてきます。そして、すぐに保持力や引き付け力がなくなり、トライできなくなります。

しかし、うまい人は、なぜか回復し、次の1本へとつなげているのです

回復力とはなんなのでしょうか。

■回復力とは、最大筋力に比例する

結論から言うと、うまい人は、その課題がオンサイトや数回のトライでは、完登できなかったとしても、その課題を登るために必要な、保持力、筋力が備わっているからなのです。

例えば、5の筋力が必要な課題にトライするとします。そして、うまい人は7の筋力を持っていて、そこそこの人は5の筋力を持っているとします。

双方、複数回トライしたとします。うまい人は、7の筋力を持っていますから、5の筋力の課題を登るときに、筋力への負担はかなり低くなります。逆に、そこそこの人は、5の筋力しかないので、5の課題を登るのにマックスでトライしないといけません。

そうなると、そこそこの人は、余裕がありませんから、筋力への負担も相当大きくなります。

つまり、うまい人は、ムーブ解決や、ちょっとした力の入れ加減で、課題が登れなかっただけで、筋力では十分足りていたのです。ですので、何度も課題に挑戦することができました。

しかし、そこそこの人というのは、その課題に見合う筋力を伴っていないので、負担が大きく、何度もトライできるほど、回復することができなかったのです。

■フィジカルを強くする

言いたいのは、フィジカルを強くすることは、非常に重要なことだと考えます。

登ることをうまくするためには、できるだけ多くの回数を登ることだと思います。しかしながら、課題に必要な筋力がなければ、体への負担が高く、回復もできません。よって、すぐ疲れ、登る回数も少なく、終わってしまうことになります。

そうなると、うまくならない。このような結果に終わってしまいます。

ですので、やはり必要なのは、そのグレードに見合うようなフィジカルを作っていくことです。

■フィジカルのどの部分が足りないのか探る

いくつか、同一グレードの課題を登ってみるとわかると思います。登れない課題について、そして、どの部分でいつも落下してしまうのか。その落下原因を考察することによって、足りないものが見えてきます。そこを、鍛えていけばよいのです。