30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

指のケガ予防には、手の甲の拮抗筋を鍛えよう

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Image from page 601 of “American X-ray journal” (1899) / Internet Archive Book Images

ライミングは、指で体重を支えるため、非常に負荷がかかります。これは、他のスポーツでは考えられないような指の使われ方です。

指で体重を支えるための筋肉が、クライミングにはまっていくと、どんどん強くなっていきます。

そのこと自体は悪くはないのですが、指を閉じる方向の筋肉ばかりが強くなるというのが、身体にはよくないようなのです。

閉じる方向に筋肉がどんどん強くなるのに、開く方の筋肉は全く使わないため、筋力の不均等がおこってきます。

結果的に、どうなるかというと、

・指が開きにくくなる。 ・開閉する筋力に差ができ、バランスがくずれ、不自然な状態となりケガをしやすくなる。 ・気が付いたら、手を握る状態にしていた、ということが起こるようになる。(寝て目が覚めた時に手を握っている等) ・ずっと閉じた状態なのは、指関節にも不自然。

指が不自然な状態で曲がるようになり、ケガしやすくなるのですね。

では、どう予防したらよいのかというと、簡単です。開く筋力をつければよいのです。これは筋トレで行います。

具体的方法としては、 ・「メトリウス グリップセイバープラス」を使う ・「セラバンド」を使う の2種類を私自身試してきました。

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使用法は、

メトリウス グリップセイバープラス: ボールについた、ゴムの輪に5本すべての指をはめて、開いたり、閉じたりします。

セラバンド: 薄いゴムのシートのようなものがセラバンドですが、握りこぶしを作り、そのゴムシートでそのこぶしを覆い、反対の手でゴムシートを引っ張りつつ、握りこぶしをゆっくり開いた入り閉じたりします。

1つ目のグリップセイバープラスの方を初めに購入し、使っていました。

感想としては、 ・いちいち輪を、全部の指にはめるのが面倒 ・輪が指をしめつけ、血が止まるようで気持ち悪い ・使用しているとゴムが緩んでくる ・強度の微調整ができない(強度別に3種類商品があるようだが、強度を上げたり、下げたりする度に買い足すのはお金がかかる)

よって、グリップセイバープラスでの筋トレは、次第にやらなくなってしまいました。

しかし、セラバンドの方を買いました。私は、黄色の色のものを選びました。セラバンドは、グリップセイバープラスと同じように強度別に色分けされています。

こちらの感想は、 ・指に輪をはめるということはないので楽。 ・はめないので、血が止まるということはない。 ・使用しているとゴムは緩むと思うが、逆の手で引っ張る力を強くすれば、同じような強度で使い続けられる。 ・逆の手で引っ張る力の加減によって、強度を微調整できる。

使い勝手がよいので、セラバンドを今は使っています。

値段もセラバンドの方が安いです。セラバンドは、1500円程。グリップセイバープラスは2400円程。アマゾンを参照しました。

あとは、いつこの筋トレを行うかについては、他の筋トレのように超回復を意識して、筋トレして2日間レストして、としています。

また、ジムトレ、他の筋トレでは使用しない筋肉なので、上記の頻度を守るようにすれば、どの日に行っても問題ありません。