30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

週2回ジムに行けば、保持力コソ連はいらない!?

SECRETS
SECRETS / ❝ N A S S E R AL N A S E R ❞

ライミングをやっていると保持力があれば、ある程度は登れてしまうのではないかと思うようになります。

ジムの上手い人がいますよね。たまに、上手い人がお手本を見せてくれたりすることがあるのですが、ムーブがうまいとか、体幹の使い方がうまいとか、背中の筋肉が大きいとか、そうゆうことではなく、「やっぱり保持力が違いますよね」と思うことがあります。

たとえ、ムーブや体幹の使い方などを真似てみても、肝心な保持力がないと、体勢がキープできないのです。

それでも、上手い人は足で登るんだよとか、なるべく前腕を使わず体幹で体重を逃がして登るとか言ってきます。たしかに、それはその通りなのですが、やはり必要に応じた保持力はある程度必要なことは確かです。

そして、毎回ジムで登っている時に思うのです。「ジム以外でも保持力を鍛えねば。」と。保持力さえあれば登れるのだから、保持力を最重要課題として鍛えようと、そう思うのです。

わたしは、ジム以外でのトレーニングとして、保持力トレーニングを始めました。ちなみに、今現在はやっていないのですが、つい最近までの話です。

大体、4日に1回でクライミングジムに行くことにしていたので、下記のようなトレーニング日程を組みました。

1日目:ジムトレ 2日目:レスト 3日目:保持力トレ 4日目:レスト

こんな感じです。懸垂など他のトレーニングもやっていますが、保持力トレの説明にフォーカスをしたいので、他は省略しています。

保持力トレの内容は、懸垂バー、又は、公園のうんていでのぶら下がりです。

この時のトレーニングは、しっかりフォームに気を付けて、出来る限り指先だけでぶら下がるものでした。10秒ぶらさがるのを3本指、4本指の場合で、各5セットです。

秒数やセット数を増やしても良かったのですが、あまり無理をしてケガをしないように、負荷を抑えていました。

1か月程行いました。その結果は、感覚として、「あんまり意味なかったかな」、です。

というのは、ジムで3時間ぐらいトレーニングするのですが、みっちり登った場合、前腕にだいぶ効かせられます。つまり、前腕の筋肉や、腱などに、十分な刺激を与えることができ、それによって前腕の成長を促すことができるということです。

ジムトレの2日後、保持力トレをするわけですが、その時点でもまだ前腕の痛みが残っていることが多いのです。それは、まだ前腕がジムトレで傷ついた細胞を回復させている途中というサインということで、まだ休息が必要としているということです。

その時点で、さらに保持力トレをして前腕の細胞を壊してしまうと、せっかく回復途中であったものがやり直しになってしまいますし、回復が遅れてしまいます。

そして、その2日後にジムトレになるわけですが、保持力トレのおかげで痛みや疲れが残っていたりするのです。たいがい、ジムトレで前腕に疲れが残っているような感じで、良いパフォーマンスで登ることができませんでした。

4日に1回程のペースでクライミングジムに行くような場合は、ジムトレでしっかり登りこめば、前腕にちゃんと効かせることができていると考えます。

ですので、「保持力が必要だ」「家でコソ練しなくては」と思い、保持力トレをしたくなりますが、私としてはやらなくてもよいと思っています。

4日に1回ぐらいのペースで前腕に刺激を与えることができれば十分だと思います。もちろん、保持力もじわじわと伸びてきます。

私たちは、「もっと早く保持力を上げたい」「早くうまくなりたい」と思いがちだと思いますが、保持力はじわじわとしたペースで上がっていくものなんだと思いました。

焦って急激にトレーニングを増したりすると、結果的に、関節の不調、ケガにつながっていくのだと思います。

ただ、一週間に1回だけクライミングジムに行くという方の場合は、ジムトレのちょうど真ん中にあたる日に、保持力トレーニングを入れてもいいかもしれません。

その保持力トレの強度は、集中して前腕に効かせるようにします。トレ後には、クライミングジム後の前腕の疲れ方が理想的です。

ですが、ジムに行けないということであるというのは、時間がとれないということだと思うので、短時間で集中的に前腕を鍛える方法が良いと思います。保持力トレーニングの詳細については、別記事で扱います。