かっこいい動きとは
European Bouldering Championship 2007 - 22 / Neil Cowburn
私も男ですから、女性の目線は少しは考えます。純粋にクライミングは楽しいですが、私の中では、クライマーの登る姿はかっこいい、というイメージがあり、そのイメージがさらにクライミングを魅力的なものとする一因としています。
例えば、クライミングが純粋に楽しい、でも、かっこ悪い、だったらどうでしょうか。少しテンション下がりますよね。
クライミングは、エクストリーム系のスポーツです。スケートボード、スノーボード、サーフィン、BMX、スカイダイビング、バンジージャンプなどと同様に、過激で危険に満ち、ファッション性がある魅力的なスポーツのことです。
単なるスポーツではなく、かっこいいスポーツなのです。音楽とも相性がいいのも特徴です。
ですから、楽しくて、かっこいいクライミングは、テンションを上げてくれます。
かっこいいポイントはどこ
では、実際の動きでかっこいいのはどの部分をいうのでしょうか。
私にとっては、全てがかっこよく思えます。しかし、あえて言えば、ランジしたり、デッドしたり、ルーフで脚ブラになったり、身体全体を使ったダイナミックな動きをしたときに、かっこいい動きだなと感じます。
これはクライミングをやってる人にとっては、共通することだと思っています。実際、ダイナミックな動きを自ら行うときも、力強いムーブを起こすので、体感的にも動きが大きくてかっこいいのだろうな、と思います。
女性の一意見
ある女性は、クライミングをしたことも、見たこともありません。その女性が言った言葉があります。
「ボルダリングって落ちる時がかっこいいね」
はじめキョトンとしました。クライマーにとって、落ちる時は、力尽きたとき、へばったとき、あきらめたとき、失敗したとき、と失敗するときのことを意味します。
クライマーは、落ちる時、残念な気持ちになります。悔しい気持ちもです。
まさか、「落ちる」ときがかっこいいという意見があるとは思いもよりませんよね。
でも、落ちる時がかっこいいらしいです。
なぜかと聞いてみると、「ドサッとマットに落ちる感じがかっこいい」らしいです。
理由にはなってないですが、私が解釈するに、落ちるさまにも、前述したような「体全体を使ったダイナミックさ」があるのでしょう。
その見栄えが、その女性の目には、かっこいいとうつったのだと推測しました。
登れてもかっこいい、落ちてもかっこいい
こうかくと、パーフェクトですね。
いい感じに登っている時は、もちろんクライマーにとって気分がいいですし、かっこよく感じます。
しかも、失敗して落ちたときも、見栄えとしてはかっこいいらしいのです。そうなると、登って、落ちてをやっているとき、クライミングをしているすべての動きは、かっこいいのだと言えるのではないでしょうか。
女性の前で数々のトライを重ね、失敗して落ちましょう。印象は悪くないみたいですので笑