30代からのロッククライミング

とりあえず2級を目指す!

動きを記憶する

sticking the move sticking the move / CGehlen

動きを記憶する

動作を行う時に今行っている、又は、行おうとしている動きが自分の動きの記憶のレパートリーの中にあるのかどうかの検索作業は無意識に行われる。

レパートリーから引き出せれば、その記憶を再生するだけで、無意識に動くことができる。

しかし、記憶にないときは、新たにどのように動けば達成できるのかを脳がフル活動し新たな動きを考え絞り出す必要がある。

イメージ的にいうと、自分が大きな図書館を運営しているとしよう。自分の図書館にあらゆる動きについてどのように動けばよいのかが書かれている本があるとする。

本が存在する場合は、その本を引っ張り出して本に書いてある通りに体を動かせばその動作を行うことができる。特に頭を働かして考える必要がなく、とても簡単な作業になる。本に書いてある通りに行えばいいだけだからだ。

ただ、自分の図書館にその本が存在しない場合はどうなるのかというと、参考するものが無い中で新しい動きを創造しなければならなくなる。その時、脳がフル活動し、体もあらゆる動きを試す作業が行われる。

どのぐらい力をいればいいのか、角度はこのぐらいがいいのか、速さは、など多くのことを瞬時に判断し新しく生み出さなければならない。

その過程を想像するだけでどれほど多く作業おこなわれているのかと改めて感心すると思う。そして、失敗もしながらなんとか初めての動きを達成したとしよう。その時に、新しい動きの本が1つ自分の図書館に加えられるのである。

図書館に既に本がある動きを行う場合は、その動きを行っている間、無意識にできる。脳は省エネモードで脳の活動領域にはまだ活動可能な部分の余裕が残っており、別のことにその脳の働きを使うことができる。

その時、さらに動きの精度を高めてみたり、ちょっと違った動きを試したりすることができる。そしてその試みが成功した場合、既に存在する本にさらに精度の高い動きの情報が書き込まれ更新される。こうやって1冊1冊の内容を洗練していくことができる。

上の様に考えるとわかりやすいだろう。プロは無限とある本を保管し、しかも、その1冊1冊の内容が濃いのである。

だから、私達も自分の図書館を品ぞろえの良い、質の良い本があるところにしていくことが求められるのである。