30代からのロッククライミング

自分のやりたいことを問われて早10年。(30代からのロッククライミング、ウェイトトレーニング、ピアノ、海外旅行、仮想通貨自動売買ツール開発など)

【第2弾】アダム・オンドラ(Adam Ondra)のムーブを分析してみた

続けて分析していきます。

 

前回のはこれです。

 

30climbing.hatenablog.com

 

 

ムーブ6

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足を入れ替えて、左手をマッチして、右手の位置をずらしています。

 

フットホールドはかなり小さくみえます。ここに左足で立ちこむわけですが、しっかりとつま先を当てています。

 

上体をまっすぐにしたいため、つま先を開いて膝を開いています。かかとがあがる角度になっています。重心を、左かかとに持ってくるためですね。膝もその分下がるようになっています。

 

小さなフットホールドですが、つま先をしっかりと乗せています。乗せたうえで、つま先を支点として、左に角度をかえ、かかとを上げるようにしています。小さいふっとホールド上でも、自由につま先が動かせるようにトレーニングしておくことは重要ですね。

 

左手は移動する瞬間、ちゃっかりシェイクしています。次のホールドをとる動きの途中で、可能であればシェイクするのは良さそうですね。

 

ムーブ7

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ハリボテで、両手の位置を右にずらしました。これは、右足を上げたときに、腰の位置が壁に近くなる姿勢になれるように、あらかじめずらしたわけですね。

 

ムーブ8

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このムーブは、右ひざを伸ばす力のみで行っています。やはり、ムーブは足から起こすことが基本ですね。

 

ムーブ9

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 ホールドをマッチしながら、上体を左から右に移動しました。なかなか力いりそうなムーブです。

 

腰から下はしっかりと固定しています。壁に近づけて、重心を脚に分散する姿勢です。その姿勢をキープしつつ、上半身だけ左から右に移動していますね。

 

こうすることによって、うでにかかる負荷を最小限にしているのだと思いました。

 

上半身の移動が完了したと思ったら、すぐに右足を上げて安定する姿勢をつくっています。

 

右手でホールドをとる前に、やはりチョークを付けて、シェイクを行っていますね。

 

ムーブ10

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 左足をフットホールドに上げた瞬間、右ひざの向きを変えました。このあと、膝を伸ばして、上方向の力に変える為ですね。

 

右のつま先への信用度が試される動きですね。あんなに小さなフットホールド上で、パッと早いピボット運動をしています。

 

私の感覚だと、あれだけ早いスピードでつま先を回転させるのは怖い気がします。ズルッとつま先が外れてしまうのではないかと気になります。

 

私の場合だったら、ゆっくりと回転させてしまうかもしれません。ゆっくりとやることで、時間がかかり体力も無駄に消耗してしまうのだと思います。

 

小さいフットホールドに慣れ、しっかりつま先を乗せることが大切ですね。しかも、1回つま先を乗せたら、目視しないでも感覚だけで、ピボット運動させたり、立ちこんだりすることができるように、常日頃から慣れておくべきなんだと思います。

 

 

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参考サイト:

Adam ONDRA, Final , IFSC Climbing Worldcup (L) - Inzai (JPN) 2014 - YouTube