身体の左右差を治すストレッチ
私自身、肩の高さに左右差があります。右肩の方が低くなっているのです。これは、特に証明写真を撮ったときに気づかされます。真っ直ぐした姿勢を取ったつもりでも、写真では肩の高さが違っているのです。
右肩が低くなるのは、右利きの人に多いと言われています。右で重いものを持ったり、右で作業をすると、どうしても右に傾いてしまうからです。
しかも、右に傾いた肩のバランスの帳尻を合わせるために、頭は左に傾いています。
身体の傾きを見るために、頭の上に手を組んで、身体の側面を伸ばすように左右に傾けてみます。そうすると、どちらかがやりにくいのに気づきます。私の場合は、左に傾けるのがやりづらいです
治すには、日ごろ真っ直ぐとした姿勢を取ること
真っ直ぐした姿勢を日常的にとることができるのであれば、左右の傾きはなくなると思います。
しかし、それができないから困っているんですよね。私も困ってます。
どうしても、右利きだと右手で作業することが多く、右肩が低くなるように傾ける姿勢をとってしまいます。
意識的に真っ直ぐにしようとしても、ずっと意識して作業を行うのは難しいと思います。その作業そのものに集中できないですし、おそらくそのうち面倒くさくなってやめてしまうと思います。
時々、傾きをリセットする
身体は、ずっと長い間同じ姿勢でいると、その姿勢が真っ直ぐであるかのうように認識するようになります。
TVでやっていましたが、ある夫婦が毎日食卓で2時間程会話する習慣があるました。右側に夫、左側に妻という配置が固定されているそうです。夫は、妻のいる左側を向きます。一方、妻は、夫のいる右側を向きます。
その結果、夫の首は左に傾いた状態が真っ直ぐと認識されます。真っ直ぐの姿勢を取ったときに、少し首が左に傾いた状態なってしまったのです。逆に、妻は右に傾いた状態になっていました。
ずっと同じ姿勢を、脳が勘違いしてしまうようですね。
この夫婦のケースは、少しオーバーな話です。たまには座る位置を逆転させる対策は出来ると思います。
しかし、右利きだから傾いてしまった。このようなケースの場合は、なかなか強制するのは難しいですよね。
ですので、ここで左右差をリセットするようなストレッチを行うようにします。これによって、傾いている姿勢をリセットし、脳に「本当に真っ直ぐな姿勢はこれだ」と教える時間を作ることです。
左右差のリセット
左右差のリセットには、関節を左右に動かしてあげると良いと思います。
〇骨盤 ・足を肩幅程で開いて立ちます。 ・腰に手をあてます。 ・腰をゆっくりとまわします。 腰を回すときに、重心が骨盤にかかるように意識してください。そして、骨盤上を重心が移動しているのを感じながらやるといいと思います。
〇首 ・シンプルに首を左右に傾けます。 ・それを反復します。
私は、この2つの方法を使って、左右差のリセットを行っています。
首に関しては、いつでもどこでもできるので良いと思います。骨盤回しは、トイレに行ったときや、この動きをしても変な目でみられない状況にいるときに行ってください。
このストレッチによって、ずっと同じ姿勢を取ってしまったときに、左右差をリセットすることができると思います。
効能
ジムで登りこんだ次の日、筋トレをがっつりやった次の日などは、首が痛かったり、背中が痛かったりしました。
このストレッチを組み込むことで、これらの症状を軽減することができていると感じてます。
また、クライミングに関係ない、デスクワーク、車の運転などで、同じ姿勢を長時間取る場合ですが、この場合も疲労度、肩こりを緩和することが少しは出来ていると思います。