30代からのロッククライミング

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筋トレを楽しむ方法

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ライミングの楽しさの秘訣を利用する

ライミングがなぜ楽しいか。それは別記事で考えましたが、達成感、というのが主な理由という結果に至りました。

ライミングでいう達成感は、できなかったものが、できるようになること。つまり、目標ルートを完登できたときの達成感です。

目標を立て、それを完登する。目標を立て、それを完遂する。

目標を立て、それに向けて何度も挑戦し、だんだんと進歩していって、最後の最後にはできるようになる。この流れが重要です。

達成感を得られるようにする

筋トレも同じように、達成感を得られるようにしてあげます。

懸垂の場合で行きましょうか。懸垂を自重でやっている場合、回数を目標とします。

例えば、現在は最大限がんばって10回しかできないとします。そのときに、15回を目標として立てます。

そして、15回を達成するように、できる限り努力するのです。

1回のトレーニングに何セットやるとか、何レップやるとか、そういうことは気にしません。ただ、その目標の15回を達成するように頑張るのです。

こんな流れになるかもしれません。

1日目 ・1回目:きつかったが頑張って12回できた。 ・2回目:1回目のあとはすごく疲れたので、15分もゆっくりレストした。でもそのぐらい休んだら、体力も気持ちも戻ってきたので、もう一度挑戦してみた。10回。やっぱり、疲労が蓄積しているらしく、結果は伸びなかった。 ・3回目:2回目の後、5分ぐらいレスト。回復したように思えたので、再挑戦。7回。疲れたので、今日はやめる。

2日目 今日は気持ちが乗らないし、筋肉痛もあるので、やらない。

3日目 まだ筋肉痛があるのでやめとくか。

4日目 気力、体力が戻ってきた。再挑戦しようか。 ・1回目:14回。なんか行けそう。 ・2回目:1時間後、再挑戦。15回。できた。目標達成なので、終わり。

今回は、2セッション目で目標達成してしまった例で説明したが、もっと長くかかる場合がほとんどだと思います。しかし、なんとなくやり方を理解してくれたでしょうか。

その逆で、こんなトレーニングの方法もあると思います。むしろ、こちらのほうが主流だとは思いますが。

10RM×3セット。10RMとは、10回あげるのが限界の重さのことです。その重さで、3セット行うトレーニング。これは筋肥大トレーニングで有名ですよね。

ですがこれ、なんとなく目標というものがありません。

1回目:10レップ 2回目:6レップ 3回目:4レップ

この結果でトレーニング終了です。このとき目標とはなにになるでしょうか。この方法を使うときは、すべてのセットで、「自分の限界」まで繰り返す、とういことです。

「自分の限界まで」というのが、目標となっています。

あいまいですね。心の強さにかかっている気がします。限界に近付いて、筋肉が焼ききれそうになったときでも、まだいける、として繰り返せる人と、そうでない人がいると思います。

そうなると、目標があいまいなせいで、なんとなくやりがいがないように感じてしまいませんか。

この方法で、負荷を上げるタイミングはどうするのでしょうか。1~3回目の全てのセットで、10レップ繰り返すことができたときでしょうか。

1回目:10レップ 2回目:10レップ 3回目:10レップ

こんなことがありえるのでしょうか。ありえたとしても、3回も目標レップを達成するというのは大変なことだと思います。

1回で十分じゃないでしょうか。42.195キロを走れと言われて、1回ならなんとかゴールを目指せる気がしますが、それを3回繰り返せ、と言われたら、心がまず持ちません。

それと同じで、ゴールしたら1回でOKとしたほうが、モチベーションが上がると思うのです。

ですから、目標を明確にし、それを1回でも達成すればよしとして、筋トレをするほうが良いと思うのです。

内村航平選手のように

オリンピックをご覧になりましたでしょうか。内村航平。知らない人はいないと思います。彼は、いろんな技を持っていますね。その技をどのように練習したのでしょうか。

ただただ、技の1つ1つが完成されるまで、何回も繰り返したのではないでしょうか。3回やって、できなかったら、練習中止にすると思いますか。できる限り挑戦をして、技を完成させるのではないでしょうか。

ただ、疲れて練習にもならなくなる瞬間が来ると思います。そのときは、練習をやめる。こんな流れで行うのではないでしょうか。

これと同じように、腕立て伏せ30回を目標としているとします。

今回23回で限界がきて終了しました。そして、しばらく適当な時間レストを入れます。体力、気力が戻ってきてできそうだったらもう一回挑戦します。

この回では、22回できたとします。1回目よりも回数は減ってしまいました。その後、またしばらくレストをとって、やってみるか、それとも、しばらく休んでも無理そうだったら、今回はもうやめにしておくか。

このような流れで、目標を果たすこと、それだけにフォーカスする。決して、筋力を増やしたいとか、マッチョになりたいとか、その他の雑念に侵されず、ただ目標の完遂だけを狙って行うことが良い方法なのだと考えます。

内村航平選手も、マッチョをめざして体操していたわけではないと思います。ただ、1つ1つの技を、完璧に行い、しかも、美しい動作でやれるようにということを目標にして、ただただ反復練習を行ったのだと思います。

その結果、マッチョになったり、力が付いたりしたわけです。